「金沢子どもおしごと体験2025」に協力しました
昨年に引き続き、今年は7月28日(月)に「金沢子どもおしごと体験2025」の受入企業として当社が参加し、金沢市内の小学校5年生・6年生10名にご参加いただきました。
参加してくださった小学生の皆さん、ありがとうございました!
昨年よりも、印刷の楽しさを体験できる時間をより長く!
昨年は当社としても久しぶりの参加となったため、「どうすれば印刷の楽しさが伝わるのか」を手探りで進めていたことも多かったです。その中で改善点もいくつか見えたので、参加してくれる小学生たちの満足度をより高めるためにも、社員みんなで協力して内容をブラッシュアップしました。
大きな改善点としては、”体験できる時間を長くする”という点です。
印刷の面白さを伝えようとすると、どうしても言葉で説明する部分が多くなっていましたが、座って伝える部分を昨年よりもできる限り少なくし、その分体験する時間を長くするというバランスに調整しました。
そうすることで、より楽しさが直接伝わる内容になったかと思います!


CMYKの仕組みが伝わりやすいような工夫も
昨年の工場見学では、過去に印刷したリーフレットの刷版を見せながら、「CMYKに分かれていて最後はカラフルに仕上がるんだよ」ということを伝えていました。
今年はさらに分かりやすくなるように、前半の座学で使っていたCMYK体験キット(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックに分けた透明シートを重ねるとフルカラーになるもの)と同じ絵柄を使用。「実際に大きな印刷機で刷るときはこんな感じなんだ!」と理解してもらいやすいよう工夫しました。

生成AIの技術を使って、世界に一つだけのトートバッグを作ろう!
昨年同様、今年もトートバックのデザインを自分で考えて、それを実際に印刷して持ち帰ってもらうというワークショップを行ったのですが、ここにも一工夫。
昨年は当社で用意したデザイン素材を使ってもらっていましたが、今年は生成AIを利用して自分の頭の中にあるイメージをデザイン素材として生成し、使用する方法に変更しました。AIが思い通りの素材を生成しないことに四苦八苦する場面もありましたが、それも学びの一つ。繰り返しチャレンジして、最終的には個性溢れるこの世で一つだけのデザインを作ることに成功していました!
どんな風に仕上がるか楽しみにしてくれている様子も



難しいメモ帳作りもみんながきれいにできるように
最後のメモ帳作りの際も一工夫。
昨年までは担当職員1名が最初に作り方を見せて、その後手順に沿って全員に作ってもらっていました。しかし、一つ一つの工程に集中すると次の工程を忘れがちに・・・。教えられる職員も少なく、意外と難しい作業でなかなかうまくできない子もいました。
それを解消するために、今回はメモ帳作りの工程動画を作成。
常に流しておくことで、途中で作り方が分からなくなった時でも、映像を見れば分かるようにしました。そのおかげもあってか、昨年よりも皆さんスムーズに和気あいあいと作成することができました!

頑張ってくれた皆さんに修了証を渡しました
最後に修了証を渡して、今回も無事終了。感想を聞くと「印刷って楽しい!」「お父さんとお母さんにも言ってみる!」と言ってもらえたので、当社としても参加できて良かったなと感じています!

まとめ
おしごと体験の開始時、弊社社長の挨拶には、「印刷会社は紙に印刷するだけではなくて、”伝える”ということを色々な方法で実現する会社だよ」という言葉が含まれていました。
この活動も考えは同じで、印刷会社のことを紙媒体やWebサイトで知ってもらうだけではなく、直接会ってお話して、体験して、何よりも楽しんでもらって、私たちのことを知っていただく良い機会であると改めて感じました。
今後もこのような機会には積極的に参加していきたいと考えておりますので、これからも田中昭文堂印刷の活動も楽しみにしていてくださいね!
みんな生成AIを上手に使ってすてきなトートバッグができたね!