より見やすく使いやすく!デジタルパンフレットを作るコツ
以前、デジタルパンフレットのメリットや特徴、実際に導入した事例をご紹介しました。
実はデジタルパンフレットを作る際に、印刷物とは少し違った工夫をしています。
今回の記事では、見やすく使いやすいデジタルパンフレットに仕上げるために、気を付けると良いポイントをご紹介していきます!
POINT①:スマホでも操作しやすいように、行間を空ける
例えば下のような目次ページ。印刷用の内容のままデジタル化してしまうと、印刷物としては気にならなかった行間も、スマートフォンの小さな画面では詰まりすぎてタップしづらいことがあります。
見たいページを押したと思ったら違うところに指が触れてしまった、ということが起きないように、デジタルパンフレットでは行間を広げてスムーズに操作できるように工夫すると、ユーザーにとって使いやすくなりますよ!

POINT②:ページの行き来がしやすいように、ボタンを付ける
印刷物であれば直感的にページをめくって閲覧したいページへ移動できますが、デジタルパンフレットの場合は冊子ほど直感的な操作ができません。
それを解消するために、全ページに「目次へ戻る」ボタンを付けたり、「詳しくは10ページへ」といった箇所にリンクを付けたりしています。
そうすることで、ユーザーがストレスなくページを行き来できるようになります。元々インデックスの付いている冊子であれば、そこをボタン代わりにリンクを付けることも可能です。Webサイトによくある「TOPへ戻る」ボタンのような感覚で、Webと紙媒体をうまく融合させて工夫を施しています。

POINT③:誰でもすぐに操作ができるように、説明ページを入れる
デジタルパンフレットと一口に言っても、様々な会社がシステムを提供しており、ツールによって操作方法はバラバラです。時代に合わせてデジタル化しても、使い方がよく分からないと結局使ってもらえず、もったいない結果となるケースもゼロではありません。
せっかく作るのであれば、スマホユーザーにもPCユーザーにもたくさん使ってもらえるものにしたいですよね。当社では、下の例のように冒頭に操作説明ページを入れることで、最初にユーザーが使い方を知ったうえで、デジタルパンフレットを読めるようにしています!

POINT④:リンクがある場合は、Webサイトのようにボタンを設置する
印刷物の場合、例えば公式サイトなどへ誘導する際は、URLと二次元コードを一緒に掲載することがありますよね。
デジタルパンフレット上でもそのままの内容で問題なくはないのですが、よりスマートフォンやPCでの視認性を高めるのであれば、URLをボタンに変えるとWebサイトのような操作感になり、使いやすくなります!
下の例では、印刷用とデジタルパンフレット用とで少しデザインを変えました。


POINT⑤:写真等の向き・並べ方がそのままで良いかチェック!
当社ではA4サイズの冊子をデジタル化するケースが多いのですが、意外と盲点なのが冊子内に入っている写真の向きや並べ方です。
印刷物であれば、縦向き横向きの写真が混在していても、物理的にくるっと冊子を回して見やすい方向に変えることができますが、当社のデジタルパンフレットの場合はそういった回転表示機能がありません。
そのため、見づらい向きのコンテンツがある場合は、なるべくコンテンツの向きを調整することをおすすめしています!


ちょっとの工夫でより多くの方に情報発信できる!
当社でデジタルパンフレットを作る際は、基本的に印刷用データがあるので、わざわざ一から作る必要がないケースがほとんどです。上記の5つのポイントのように、ちょっとした調整をするだけでより多くの方に情報を届けやすくなるので、メリットも大きいです。
そもそもデジタルパンフレットを作る目的が何かを考えてみると、「スマートフォンやパソコン上でも気軽に情報を見てほしいから」ということが主な理由になるかと思います。となると、各デバイスを使うユーザーにとって見やすくする必要がありますよね。
印刷用のデータをそのままデジタル化しても、実はスマホなどで見づらいということもあるんです。そのため、昭文堂では本記事でご紹介したような工夫をこちらからご提案して、ご予算に応じて対応しています。
もちろん、こういった微調整が必要ないデザインであれば、さらに制作費を抑えることができるので、コスパ良くデジタル化することができます。
まとめ
いかがでしたか?今回は印刷物と併せて作成した事例をもとに、デジタルパンフレットを作るコツをご紹介しましたが、最近では「デジタルパンフレットのみを作りたい!」という声も増えています。もちろん、ベースとなる印刷用データがなくても当社で一からデザイン制作可能です。
ペーパーレス化が進む中で、ただ単にデジタル化するだけでは不十分だとわたしたちは考えています。
今後もお客さまのニーズに合った情報の伝え方を一緒に考えながら、ものづくりをしていきたいと思います!
たくさんの人に使ってもらうための工夫を一緒に考えるのも、昭文堂の大事なお仕事だよ!