デジタルパンフレットの活用事例5選!
以前の記事で、web上で閲覧できるデジタルパンフレットの概要やメリットについてご紹介しました。
今回は、デジタルパンフレットが具体的にどんな場面で活用されているのか、実際に導入した事例とともにわかりやすくお伝えしていきます!
1.パンフレットを持ち歩かなくてもスマホで手軽に観光情報が見れる!
こちらは石川県内の加賀・能登・金沢・白山エリアの観光地などを紹介するパンフレットで、印刷物とあわせてデジタルパンフレットも作成させていただきました。
石川県観光連盟様 石川観光まるごとマップ

印刷したパンフレット本体は、A0サイズ(84×60cmくらい)の大きな紙を折り曲げ、最終的に縦30cm×横14cmになる印刷物でした。持ち歩くとなるとポケットに入らない大きさなのですが、こんなときにデジタルパンフレットが役立ちます!
印刷物は大きくて見やすいという利点がありますが、こうした観光マップの場合はデジタル版の方がかさばらずに気軽に利用できるのが魅力です。Web上でいつでもどこでも見られるので、スマートフォン一台で身軽に観光ができます!
デジタルパンフレットは、PDFよりも直感的に操作しやすく見やすいというのも特徴のひとつ。 下記の観光サイトを開くと、石川観光まるごとマップのPDF版とデジタルパンフレット版の両方が掲載されているので、ぜひ見比べてみてくださいね。
パンフレット | 【公式】石川県の観光/旅行サイト「ほっと石川旅ねっと」
2.誌面はすっきり、詳しい情報はwebに誘導!
こちらは大学の学部紹介パンフレットです。
最近は、志望校を調べる際にインターネットで情報を得る学生が増えています。そのため、いかにWeb上で見やすくするかということはどの大学にとっても重要なポイントです。
金沢大学様 国際学類パンフレット

こちらのパンフレットも、印刷物とデジタル版の2種類を作成させていただきました。
印刷版では、誌面をスッキリさせるために文章を少なくしてイラスト中心にし、詳細は二次元コードでwebサイトに誘導しています。デジタルパンフレット版では、その二次元コードをクリック、またはタップすることで、詳細のwebページに直接移動できるので、気になる情報にアクセスしやすくなります。
学生向けに情報発信するときは、スマートフォンでの見やすさを考慮してデジタルパンフレットが断然おすすめです!
3.ブック内リンクや検索機能で知りたい情報を見つけやすい!
こちらは大学の新入学生向けの学生生活ハンドブックです。
元々は100ページ程度のA5サイズ冊子を作成していましたが、コスト削減や見やすさを考え、デジタルパンフレットを導入することになりました。
金沢大学様 学生生活ハンドブック「きぃつけまっし」

こうした情報量が多いハンドブックの場合は、ページ内遷移がカンタンで、検索機能から知りたいワードを調べることができるデジタルパンフレットの方が、学生にとっても使いやすくて便利です。Web上でいつでも見られるので、冊子を持ち歩いたり、保管しておく必要もなく、ブックマークしておけば、いつでもすぐにアクセスできるのもデジタルならではの魅力ですね。
4.閲覧ログを参考に、次回のコンテンツを検討できる!
こちらは年1回発行されている大学の広報誌です。
北陸先端科学技術大学院大学様 広報誌「JAIST NOW vol.22」

デジタルパンフレットは、PC・iOS・Androidといった媒体ごとの閲覧数が分かるほか、日別・ページ別の閲覧数、どのリンクボタンが何回クリックされたか、どんなワードが検索されたかなど、細かいデータを集計することができます。
定期刊行物では、どんなコンテンツの需要が高いかも分かる目安となるので、次号の制作にあたって、「このページは無くそう、ここの情報はボリュームアップしよう」といった改善の参考にできるのは、デジタルパンフレットの大きなメリットです!
5.印刷費・郵送費を大幅削減!
こちらは周年事業の寄附金を募るリーフレットです。
石川工業高等専門学校様 創立60周年記念事業 募金趣意書

当初は印刷したリーフレットを各所に郵送することも検討していましたが、2024年10月から郵便料金が上がったこともあり、郵送コストがかなり高くなってしまうので、「印刷部数を減らしてデジタルパンフレットを作りませんか?」と提案させていただきました。
デジタルパンフレットにすることで、URLをメールで案内して周知することができるので、印刷費・郵送費を削減できます。
また、先ほどの広報誌の事例でも紹介したように閲覧状況が確認できるので、メールでデジタルパンフレットを周知した後に、どれだけ閲覧されたか、リンクボタンから誘導したいサイトへどれだけ流入したか等の効果を測ることができます。
まとめ
いかがでしたか?実際に導入した事例を見ていただくと、どういう良さやメリットがあるのかが伝わりやすかったのではないかと思います。
ペーパーレス化が進んでいる状況ということもあり、当社でもこうしたデジタルコンテンツを作る機会も増えています。ただ、一概に全てをデジタル化すれば便利なのかというと、そういうわけではありません。
どんなものを作るときであっても、「どんな相手に届けたいのか、どういった媒体で見てほしいのか、最終的に閲覧者にどういった行動をとってほしいか」といったお客さまの声を伺ったうえで、適切な方法をご提案しています。
ここで紹介した事例も、基本的に印刷物とデジタルパンフレットをうまく組み合わせて活用しています。
ページ数やリンクボタンの設置数などによってデジタル化する際のコストは変わってきますが、PDFデータさえあればすぐにデジタルパンフレットを作れるので、気になる方はぜひご相談ください!
アナログとデジタルの良いとこ取りができて便利だね!