実は奥が深い「封筒印刷」の世界
── 封筒って、どうやって作られているの?
企業活動に欠かせない印刷物のひとつが「封筒」です。
請求書、案内状、契約書送付など、日々当たり前のように使われていますが、
「封筒って、どうやって作られているのか?」
そこまで意識する機会は、あまり多くないかもしれません。
実は封筒印刷にはいくつかの方法があり、その選び方によってコスト・デザインの自由度・仕上がりの印象が大きく変わります。
今回は、総務・広報担当の方に知っておいてほしい、封筒印刷の基本的な仕組みと、最近の選択肢をわかりやすくご紹介します。
封筒の作り方は、大きく分けて2通り
① 既製の封筒を購入して印刷する方法
もっとも一般的なのが、封筒メーカーが製造した既製封筒に印刷する方法です。
印刷会社には封筒の「見本帳」があり、サイズ・色・紙質などを、そこから選んでいきます。
- 長3・角2などの定型サイズが中心
- 500枚・1000枚といったロット単位での発注
- 価格が比較的安く、納期も安定
会社名・ロゴ・住所を入れた日常業務用の封筒として、もっとも多く使われている方法です。

② 紙に印刷してから、封筒に仕上げる方法
もうひとつの方法が、大きな紙に印刷し、その後で封筒の形に仕上げる方法です。
印刷された紙を、製袋機(せいたいき)という専用機械で折り、のり付けして封筒にします。
- サイズを自由に設計できる
- 窓の位置などもオーダーメイド可能
- フルカラー印刷に対応
- 封筒のフチまで印刷できる
デザイン性の高い封筒を作れる一方で、工程が多いため、小ロットでは割高になりやすいという側面もあります。

①と②、何がどう違う?
それぞれの特徴を、項目ごとに整理すると、違いがより分かりやすくなります。

これまで封筒は、「コスト重視なら①」「デザイン重視なら②」という選び方が一般的でした。
その中間があった?
オンデマンド封筒印刷という考え方
近年、印刷技術の進化により、この“二択”に新しい選択肢が生まれています。
それが、オンデマンド印刷機を使った封筒印刷です。
既製封筒に印刷する方法(①)をベースにしながら、
- フルカラー印刷
- 封筒のフチにかかる印刷
- 比較的小ロット対応
といった表現が可能になりました。
本来であれば②の方法が必要だった表現を、①に近い価格帯で実現できるのが特徴です。

封筒は「白」だけではありません
オンデマンド印刷では、色の表現の幅も広がります。
例えば、
- 赤い封筒に白インクで印刷
- 白い封筒に蛍光カラーで印刷
といった、ひと目で印象に残る封筒も制作可能です。
DMや案内状など、「まず開封してもらいたい」シーンでは、封筒そのものがメッセージになります。

封筒は、最初に目に触れるコミュニケーション
封筒は、中身より先に相手の手に渡る印刷物です。
- 価格を抑えたい
- きちんとした印象を与えたい
- 他社と差別化したい
目的や用途によって、最適な封筒の作り方は変わります。
「このケースでは、どの方法が合うのか?」
「今使っている封筒、実は別の選択肢もある?」
そんなときは、ぜひ一度ご相談ください。
封筒印刷も、その先も
田中昭文堂印刷はご要望に応じて、さまざまなプランをご提案します。
既製封筒・オーダーメイド・オンデマンド印刷――
どれか一つを売るのではなく、用途に合わせて考える。
それが、私たちのスタンスです。
封筒のことに限らず、「これ、どうするのが正解?」という段階から、お気軽に声をかけていただければと思います。
蛍光ピンクで印刷したおしゃれな封筒を使って、黒ヤギさんにお手紙を出しました。
ちゃんと読んでくれたかな……。