印刷を楽しむウェブマガジン「インタメ!」Produced by 田中昭文堂印刷

  • コラム
  • 印刷
  • 企画・デザイン
  • イベント
  • 特殊印刷
  • AR
  • Web・AR
  • オンデマンド印刷
  • ARフォトフレーム
  • 大学
  • バーサファイア
  • 学会・イベント
  • ノベルティ制作
  • チラシ・ポスター
  • UVインクジェット印刷
  • パンフレット・カタログ
  • 業務サポート
  • 会社見学・職場体験
  • 採用関連
  • Webサイト制作
  • ARスタンプラリー
  • イベント運営
  • 官公庁
  • 設営・看板作成
  • プロッター加工
  • バリアブル印刷
  • パッケージ制作
  • カレンダー
  • ARおみくじ
  • 冊子印刷・製本
  • 映像撮影・編集作業
  • オフセット印刷
  • キャンペーン事務局代行
  • 企画提案
  • デジタルパンフレット
  • 事務印刷
  • SEO
  • 紙文書のデータ化
  • 写真撮影
  • 記念誌制作
  • 飛沫防止パネルを再利用してアクリルグッズを作ってみました!

    コロナ禍も落ち着き、社内を見渡すと飛沫防止パネルがあちこちに放置されている…。
    恐らくどこの企業さまでも同じ状況なのではないかと思います。

    捨てるにはもったいない、かといって置いてあっても場所を取ってしまう。
    ならば、今流行りのアクリルグッズにミラクルチェンジしよう!と考え、飛沫防止パネルを再利用したアクリルキーホルダーとアクリルスタンドを作りました!

    今回はそんなアクリルグッズができるまでの道のりをご紹介します。

    どうやって飛沫防止パネルを再利用するの?

    そもそも飛沫防止パネルの用途は、主に新型コロナウイルスの飛沫感染や空気感染を防ぐために、咳やくしゃみによる唾液等の飛沫を遮る役割として利用されています。
    そのため、そのまま廃材を再利用すると、菌やいろんなものが付着しているかもしれないので不衛生です。今回再利用にあたっては、印刷・加工する前にしっかりと綺麗に拭き取ってから、作業を行いました。

    かわいいグッズにミラクルチェンジ!完成品がこちら

    何度か試作品を作りながら、最終的に完成したグッズたちがこちらです。
    社内のUVインクジェットプリンターで印刷し、その後アクリルをカットできる設備があるレンタルスペースをお借りして、最後に社内で金具取付と袋詰めをしています。中に入っている台紙も社内で作ったものなんですよ。
    社員の皆で協力しながら、グッズらしい見た目に仕上げました!

    昭文堂の受付カウンターにもアクリルスタンドが置いてありますので、ぜひ本物を見に来てみてくださいね。

    アクリルグッズ、完成までの道のり

    試作1:キーホルダー作りに初挑戦!

    昭文堂では、これまでキーホルダーを一から作成した実績がありませんでした。また、アクリル素材への印刷は社内でできますが、加工する機械はありません。

    そこで、以前からアクリル加工で大変お世話になっている協力会社へ相談したところ、印刷したアクリル板とカットパスデータを持ち込めば加工できるとのご返事をいただき、試作1を作成しました。

    試作1の段階では、飛沫防止パネルではなくお試しで既製品のアクリル板を使いました。

    試作1(既製品の3mm厚アクリル板)

    写真ではうまくいっているように見えますが、実は印刷とカットがズレていたり、アクリルスタンドを立てる土台に抜いた穴が大きすぎてカチッとはまらずグラグラしたりと、試作1の段階ではまだまだ工夫が必要な状態でした。

    試作2:飛沫防止パネルの素材がバラバラでトラブル発生!?

    試作1での反省をもとに、次は「加工スペースを貸し出しているところを利用して、自分たちで加工ができないか」を検討。
    いろいろ調べたところ、県内でグッズ製作に関わるいろいろなレンタルサービスを行っている場所を見つけたので、アクリルをカットできるレーザー加工機も利用できるということで、相談もふまえ試作2を依頼しました。

    社内のUVインクジェットプリンターで印刷した飛沫防止パネル2枚、アクリルスタンドの土台の穴を調整したカットパスデータと、念のため印刷前の素材を持ち込み、いざ再チャレンジ!

    社内で印刷した飛沫防止パネル

    素材を持ち込む形でレーザー加工機を使用したことがない状態だったので、いきなり教わって自分で加工するのはリスクがあると思い、まずはスタッフの方に加工を依頼して見学することにしました。

    しかし、ここでトラブル発生!!

    持ち込んだ飛沫防止パネルの素材が、アクリルだけでなく、塩ビ系、リサイクル品、不純物が混ざっているなど、いくつかの原因で異常が発生し機械が緊急停止してしまいました!

    さまざまな素材があるとは知らず、まさかの大失敗です💦

    当社へ飛沫防止パネルを持ってきて加工をご依頼いただく際には、どんな素材なのかあらかじめ販売元へ確かめていただけると幸いです。
    (素材によっては、人体に有害な有毒ガスが発生して、レーザー加工機が壊れてしまうこともあるそうです・・・)

    試作3:素材がアクリルであることを確認し、リベンジ!

    試作2で起きたトラブルをふまえて、今度はアクリル素材の飛沫防止パネルであることをしっかりと販売元に確認を取ったうえで、同じところへ社内UVインクジェットプリンターで印刷したものを持参し再チャレンジ。

    そして3回の試行錯誤の末、ついに大成功!!

    仕上がった完成品は最初にお見せした写真に写っているものと同じです。

    最後に

    田中昭文堂印刷では、これまでもさまざまなノベルティグッズを作っています。今回は廃材を利用したエコなグッズということで、試作から完成までをご紹介させていただきました。

    これを機に、みなさんも社内を見渡して使えそうな飛沫防止パネルを探してみてはいかがでしょうか?
    もちろん、飛沫防止パネルでなく既製品のアクリル板を使ったキーホルダーやスタンドの制作ご依頼も大歓迎です。素材も必要に応じてこちらでご用意できますので、ご安心ください。

    アクリルのレーザーカット加工以外は、アクリルへの印刷、キーチェーンの取り付け、台紙の制作・印刷、OPP袋詰め、穴あけ加工まで、全て社内で行っていますので、ご興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせください!

    同じように見えるパネルでも素材がいろいろあるから、再利用してグッズを作ってみたいなというときはぜひ相談してね!