読みやすさの秘訣は、行頭の「1文字」にあり!?
ここ数年、Wordでデータを作成されるお客様が増え、そのまま印刷するケースも多くなっています。そこで、プロの視点から少しだけ「惜しい!」と感じるポイントについてお話しします。
ひと文字目の違和感!?
ふと見ると、行の先頭に「っ」や「ょ」、あるいは伸ばし棒の「ー(長音記号)」が
ポツンと置かれていることはありませんか?
「意味は通じるから大丈夫」と思われがちですが、
実はこれ、文章のプロが見逃せない違和感のひとつなんです!

なぜ「ー」が行頭に来てしまうのか?
実はWordの初期設定(標準の禁則処理)では、句読点は守られていても、
これらの小さい文字や長音記号は「行頭に来てもOK」という扱いになっています。
特に長音記号(ー)が行頭にあると、パッと見た瞬間に
「マイナス記号」や「罫線」「漢数字の一」と
見間違えてしまうことも少なくありません。
「当たり前」の基準を、DTP組版の水準まで引き上げる!
当社では、こうした「拗促音(ようそくおん)」や「長音記号」が行頭に来ないよう、設定を徹底した上で、習熟した専任の校正者がチェックを行っています。
- 「っ・ゃ・ゅ・ょ」を次の行に一人ぼっちにさせない
- 「ー(伸ばし棒)」は必ず前の文字とセットにする
こうした細かいルールを積み重ねることで、文章は驚くほどスラスラと読めるようになります。
最後に決めるのは、機械ではなく「人の目」

システム設定を追い込むのはもちろんですが、
当社では最終的に必ず「人の目」で確認します。
ご自身で作成した書類で、もし「ー」や「っ」が行頭で迷子になっていたら……。
それは、ほんの少しの調整で、文章がぐっと洗練される合図かもしれません。
「なんだか読みづらいな。」「もう少し読みやすくしたい!」と感じた際には
この記事を思い出していただけたら幸いです。

読みやすい本は、洗練されたプロの技なんだね!